無垢の木材への情熱。

国内でもその名を知られる株式会社ウッドワンについて今さら説明の必要はないかもしれないが、広島県廿日市市に本社を構える国内大手の木材内装建材メーカーだ。キッチンや洗面台、フローリングや収納、ドアなど、住まいにまつわるあらゆる木材製品を開発・製造している。旧吉和村での木材業創業から80年以上、ウッドワンは「木のぬくもり」を人々の暮らしに提案し続けてきた。いにしえから受け継がれる天然木本来の素晴らしさを提供するため、サスティナブルな循環型林業と先進の技術でそれを実現。健康や癒し、人とともに時を重ねる風合いの変化、家には無垢の木がいいという大切な基本を忘れてしまった現代の暮らしに、木を知り尽くしたウッドワンが注ぐ無垢の木材への情熱ははかり知れない。

キッチンを、もっと自由に。

さて、ここでキッチンの話だ。ライフスタイルが多様化する中、今やキッチンは単なる調理場ではなくインテリアの一部へと進化した。人気の高いアイランドキッチンをはじめとする対面式キッチンは、家族の顔を見ながら一緒に料理を楽しみ、絆を深める場所としても機能している。

ウッドワンの「フレームキッチン」は、その進化をさらに昇華している。フレームや棚板など最小限のパーツで構成されるこのキッチン。ステンレスと無垢の木の質感が組み合わされ、黒いフレームがアクセントになったその佇まいは、もはや「キッチンファニチャー」ともいうべき領域にまで達した。シンプルかつ開放的な収納は、こだわりのアイテムたちをディスプレイする楽しみを与えてくれる。さらに、ダイニングに面した部分の目隠しを外せば、ダイニングとキッチンの境界をより曖昧にし、「テーブル脇の棚」にも変化するのだ。そうして開放した棚にはキッチン用品だけでなく植物やお気に入りの本や写真などを飾るのも良いかもしれない。思い思いにインテリアの可能性が広がっていく自由なキッチンで、ますます家族の笑顔が増えそうだ。