今年ももうすぐ、広島とって特別な日である8月6日を迎えます。

広島で育った人ならあるあるではないかと思うのですが、子どもの頃は毎夏平和教育を受けることをやや気が重く感じたものの、大人になってみると、学校教育を通じて風化させない、語り継ぐということはとても大切であることに気づきます。

今年は平和式典も、新型コロナウィルスの感染防止のために招待も控え、参列席も絞っての開催予定のようですが、慰霊と恒久平和を訴えるための取り組みが充分な形で行えないことは残念ですね。

 

広島に住んでいると、原爆ドームや平和公園が日常に馴染み過ぎて、広島平和記念資料館には子どもの頃の社会見学以来行っていないという人もいるのではないでしょうか。

外国人観光客の姿も少なくなってしまった今年の夏、改めて地元の人間が昨春リニューアルした広島平和記念資料館へ足を運び、平和と向きあってみては。

そんな思いを後押しするように、7月1日に平和公園の中のレストハウスが改修工事を終えてオープンしたと知り、雨の止んだ日を狙って訪れてみました。

1929(昭和4)年3月に建築されたレストハウスは、元大正屋呉服の建物。当時としては珍しい鉄筋コンクリートのモダンな建物で、1~3階は土足可能なショーウィンドウのある売場、屋上からは市内が一望できました。爆心地から170mの近さにあり、被爆時は地下室を除いて全焼したものの、爆心地側に開口部のほとんどない強固な建物だっため基本的形態はとどめ、戦後は修復され燃料会館に。平和記念公園建設時に取り壊す意見もありましたが、広島市が買い取ってその後レストハウスとして利用。

建物のコンクリート劣化が進んでいたこともあり、2018年から大規模改修工事に入り、この7月に再オープンを迎えました。

 

新しくなったレストハウス1Fは、観光案内所特産品のショップ。ショップは品揃えが多彩で、見ていて楽しかったですよ。

3F地下資料展示室になっています。3Fの展示室1は「中島地区の成り立ちと歴史」「被爆前の中島地区のにぎわい」「建物の歴史」「未来への発信・継承」の4つの展示コーナー。広島市の中心的商業街であった時の中島地区の賑わいを再現VRや復元カラー写真などで伝えており、当時の暮らしぶりなどが感じられて興味深かったです。

映画『この世界の片隅に』の映像や、レストハウスの建物の前身大正屋呉服の和服や従業員の法被などの展示もありました。

地階は被爆した建物を保存展示。建物地下で被爆し唯一の生存者になった野村英三氏の手記などを展示してあります。最初に降りた時は見学者の方がおられたので、時間をおいて再度撮影しに行くと誰もおらず。今度は逆に少し怖くなってしまって中に入れませんでした。そのくらい実物の迫力があります。

その他にも建物内各所に、爆風による損傷の跡などが保存されています。安全のため立ち入りできない箇所も、ガラス越しなどで見学できるように配慮されています。

そして2Fは、休憩・喫茶ホール。ホールの一画には被爆ピアノの展示もあります。

だからカフェの名前は「ピアノカフェ」。喫茶コーナーではドリンクの提供が中心ですが、パンやスイーツなどの販売もあります。

暑い季節の休憩にぴったりのパフェなどもあり、プレミアム抹茶パフェ(550円)をいただいてみました。懐かしいポン菓子のような玄米パフェに抹茶ソフトとゆで小豆とわらび餅のトッピング。癒やされました。

コーヒーは寿屋珈琲のオリジナルブレンドを提供しており、今だけホットもアイスも100円引きshortで270円、最大サイズのgrandeでも370円とお得になっていましたよ。

ここのカフェスペースがとても素敵で、街中で一休みする時はぜひまた立ち寄って、ゆっくりしたいと思いました。

〈被爆ピアノがある休憩喫茶ホール1〉

〈休憩喫茶ホール2にもドリンクなどを持ち込んで休憩できる。館内はFree Wi-Fiも完備〉

窓の外を見ると、平和公園の緑や川の景色に癒やされます。ぜひ、ちょっと〝レスト〟しに、立ち寄ってみてください。

 


広島市平和記念公園レストハウス

https://hiroshima-resthouse.jp

広島市中区中島町1-1

8:30〜18:00(8月は19:00まで、5・6日は時間変動あり、冬期は17:00まで)


 


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