連日、新型コロナウィルスの報道に穏やかでいられない日々が続きます。

予防のためのマスク着用と帰宅後の手洗いうがいをいつも以上に心がけている人も多いでしょう。

うがいには、うがい薬を用いるとより効果が高まるイメージがありますが、近年は予防にはうがい薬を用いない方がいいとも言われます。

ノドの粘膜には、インフルエンザウイルスや風邪の原因ウイルスや病原菌などの侵入を防ぐ常在細菌がいて、ヨウ素をはじめ、高い殺菌効果のある物質がそれらの常在細菌が減らしてしまうと、逆に感染が容易になってしまうのだそうです。

同様のことは、擦り傷などの怪我にも言われています。

一昔前は子どもが怪我をすると赤チンを塗りたくられたものですが、生産過程で水銀を含んだ廃液が発生することからあまり使われなくなりました。

その後は、マキロンなどの透明の消毒液を塗って絆創膏を貼るのが一般的でしたが、さらにそれも変わってきました。

消毒薬は傷を治そうとする皮膚の細胞まで殺してしまうということで、今では学校などでも怪我をしたら、まず傷口をよく洗うことが第一とされています。

また傷口にはガーゼや絆創膏を貼って早く乾燥させた方が治ると思われていましたが、それも変化。

傷が治るには皮膚の細胞が増えて傷を塞ぐ必要があるけれど、皮膚の細胞は乾いてしまうと死んでしまいます。そのため、かさぶたで覆って、その下の乾きにくい部分で細胞が増えて治そうとするのが治癒のメカニズム。だから傷部分にガーゼなどが付いて、ガーゼを変えるたびにはがれてしまうと、傷の治りは遅くなるのだそうです。

そこで近年は、傷を乾燥させない湿潤状態で傷を覆う被覆材がいろいろ開発されてきました。

傷パワーパッドのような、外からの防水機能はあるけれど、自分の水分は逃さず、傷を保護するようなテープ。

近年では手術で切開した傷も、出血が止まれば伸び縮みする透明なフィルムを貼り、抜糸まで貼ったままにすることが多くなっているようです。

 

手術といえば、マガジンスタッフの中には二人、帝王切開の経験者が。

一世代前をホッチキスで閉じ、それを外す時の「バチン!」という音と衝撃が今でも記憶に残っているそうですが、今はやはりテープなのだそうです。

でも、麻酔の前に打つ注射の痛さ、術後の痛み止めが切れた時の痛さ、それなのに子宮の収縮を促すために歩かされるつらさは同じようで。いつの時代も出産は大変です。

 

そんな妊婦の世界も様変わりしており、一時は厳しく言われた妊婦の体重増加も、低出生体重児が増加傾向にあることから、そんなに厳しくなくなりました。

それでも、一昔前の「妊婦は二人分食べなさい」はNG

乳児に大人が咀嚼した食べ物を与えるなんて、今はもってのほか。

 

医療に関しては特に重要ですが、出産や子育てに関しても、自分たちが経験した時の常識が次の世代の常識とは限らないもの。

自分が正しいと思い込んで、自分の価値観を押し付けないことは、どんな場面においても大切ですね。